指定避難場所も住民の経験で決定。
従来の豪雨時の避難方法は、避難指示がでたら、地域行政が定めた指定避難場所に、出来るだけ早く移動する方式だった。
それが近年は、豪雨で水かさが増すので、自宅2階に避難しましょう、と変化した。
そして最近になってからは、自宅近隣で、高台にある家屋を、住民があらかじめ話し合って、臨時避難場所として決めておく、という最新手法を地域住民みずからが話し合って取り入れ始めた。
それは過去の苦い経験から導いた最良の方程式であり、地域住民が防災について話し合い、具体的な災害回避方法を決定していくという、過去にありそうでなかった手法だ。
もちろん地域行政との連携も不可欠であることは言うまでもない。
やはり防災システムの要は、住民みずからが考え行動することだと、『在るべき姿』に近づいてきている気がする。
