菜の花大地復興プロジェクトからの手紙
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本年度の「ONE WORLD BATON RELAY 2013」で、皆さんを想いが集ます義援金。

その義援金の届け先のひとつである「菜の花大地復興プロジェクト」。

先日、「菜の花大地復興プロジェクト」を運営するグリーンアースキャラバン代表の山田周生さんから、あたたかいお礼のメッセージが届きましたので、ご紹介させて頂きますね。

 

ここから「菜の花大地復興プロジェクト」さんからのメッセージです。==================

このたび、BERTの皆様より頂いた支援金は、本プロジェクトの被災者のための種や有機堆肥、トラクターやコンバインなどの農機具などの購入にあてさせていただきます。

BERTで繋がる全国の皆さん、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

そして……被災地ではまだまだみなさんのご支援を必要としています。

残念ながら、日が経つごとに震災の記憶が薄れており、寄付金もすでに集まらなくなっています。こうして小規模ながら草の根活動を行うあちこちの団体が、非常に苦しい状況にいるのが現状です。

しかし、まさに被災地の「町づくりはこれから」です。被災地の様子や活動の様子はHPやFB、ツイッターで随時発信していますので、どうかご覧ください。ぜひお声をかけてください。

そしてぜひ一度、いらしてください。「皆さんにここを訪れてほしい。この大津波の記憶を一人でも多くの方に伝えて、未来の子どもたちを救いたい」これが、被災地の方々が口々に仰られる願いです。

今後ともご支援ご協力を、どうぞよろしくお願いします。

皆さんがバトンと共に繋げた「轍」に

精一杯の感謝の気持ちをこめて……。

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菜の花大地復興プロジェクトからの手紙

「菜の花大地復興プロジェクト」のことを、ご紹介させて頂きます。

【プロジェクトはこうして始まりました】

震災後、2011年の春。津波で荒廃してしまった三陸被災地の景観を少しでも明るくし、地元の方々に少しでも希望の一端を感じてもらえたらと。そんな気持ちから、被災地に菜の花を咲かせる「菜の花大地復興プロジェクト」が始まりました。

なぜ菜の花なのか? それはまず育てやすく荒れ地でも強い種であること。

そして黄色い菜の花畑は被災地の景観を良くし、目を和ませ、心を癒してくれること。菜の花から獲れた種は食用油として販売することでき経済効果につながること。また、被災した農地の再生に役立つこと。

さらに緊急時には油をバイオディーゼル燃料にして車の燃料やディーゼル発電機に入れて発電することができます。

この震災を通じて「食とエネルギーの地域循環」が地域づくりの新たな方向性であることを確信し、こうした総合的なことを考慮して、地元の方と菜の花を植えることを決めたそうです。

菜の花大地復興プロジェクト

【被災地で、無事に咲いた菜の花!! 】

中心に活動しているのは、岩手県の沿岸被災地。大切にしたのは「地域の方々の意志と恊働」です。

津波をかぶった農地や、被災地を縦断する国道沿いの花壇を修復し、ナタネを植えました。地元の人々やボランティア延べ2000人以上の方々の手が携わりました。

その後、震災から1年が経った2012年の春、被災地に黄色い菜の花が一面に咲き乱れ、多くの方の目を和ませることになりました。

被災者からは「黄色い菜の花は希望の花ですね」「咲かせてくれてありがとう」「心が本当に癒されます」と、手を握りしめ涙して喜んでくださる方もいらっしゃいました。

菜の花を見るために、何度も花壇に通う方の姿もありました。被災者皆さんの笑顔やお礼の声を頂き、本当に菜の花を咲かせてよかったと、メンバーの皆さんも心から思われたそうです。

菜の花大地復興プロジェクト

【油ができる「収穫の喜び」が心の復興に】

秋になり、「ナタネ」を地元の方と共に収穫し、ナタネ油を絞りました。それを瓶詰めしたのが、三陸復興の菜種油「油いっこ」(ゆいっこ)です。

被災地のお年寄りから子供やボランティアによって、手で植えて刈り取り、手で脱穀、そして薪で炊いた釜で種を煎り、昔ながらの製法でしぼった「復興の菜種油」です。手間はかかりましたが、今だからこそ、無農薬無添加、昔ながらの製法にこだわりました。この「油いっこ」をこれから全国販売し、その利益は被災地へ還元していきます。

この「花を見て楽しめる」にとどまらず、「農作物」がとれるということは、被災者それぞれの「心の中の、何か、を取り戻すこと」に非常に重要な要素となっていました。

絶望的と思えた被災地から収穫できる喜び。自分たちで育てて食物ができるという喜び。この「収穫の喜び」が気持ちの底上げに繋がりました。彼らが見せてくれた笑顔や言葉を通じて、プロジェクトメンバーの皆さんもそれを改めて実感したのです。

言葉だけが先走る「復興」ではなく、その人それぞれのあり方で、それぞれの時間をかけて再生していく。土にふれ、自然にふれる一連の作業は、それをごく自然な形で後押ししてくれるということを、身にしみて感じることができたそうです。

菜の花大地復興プロジェクト

【今後の活動と被災地の今…】

この「菜の花大地復興プロジェクト」は、今後も長期的に続けていく予定です。今期植えたのは2ヘクタール。今後は、被災した塩害農地だけでなく、その地域の耕作放棄地も復活させ、菜の花の作付け面積を広げていく予定だそうです。

そして瓶の加工や農作業が被災者や地元の方々の仕事となるようにしたいと考えてはいるものの、まだまだ農作業の環境はまったく整っていないのが現状です。

被災地の農家は、畑を耕す高価な農機具が流されてしまいました。

それでもボランティアの手を減らし、少しづつでも自立していくためには、共同型での道具や設備といった環境作りの支援が必要とされています。

そういった具体的な環境を揃えるお手伝いをしながら、今後も地域に寄りそい活動を続けてくそうです。

菜の花大地復興プロジェクト

菜の花大地復興プロジェクト

菜の花大地復興プロジェクト

■グリーンアースキャラバンのホームページ
http://greenearthcaravan.com

■山田周生さんが運営する「バイオディーゼルアドベンチャー」のホームページ
http://biodieseladventure.com/japanese/

■「バイオディーゼルアドベンチャー」のブログ
http://space.rgr.jp/bio/

菜の花大地復興プロジェクト

山田周生さんをはじめ、菜の花大地復興プロジェクトの皆さん。

あたたかいメッセージ、本当にありがとうございます。

僕たちも、皆さんに精一杯のエールを届けたいと思います。

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