
緊急時の初動活動を、スムーズに行うための「情報連絡網」を BERTY NET と定めました。
3~5名の「小チーム」を多数作成して、普段から密に連絡を取り合い、顔合わせの機会を設けることで、緊急事態が発生したときに役立てようという試みを体系化しています。
遠隔地のメンバーともつながる理由は、ひとところに集中した「情報連絡網」では、近隣の全員が被災して連絡の取りようがないという、最悪の事態をも想定して構築されているからです。
「連絡が取れない」=「非常事態」 と、遠隔地域の BERTY NET のメンバーが察知すれば、どのエリアが被災しているか、大よその検討を付けることが出来ます。
そこで、被災地の近隣メンバーと連絡を取り合って、いち早く救助に駆けつけることが可能となります。
具体的に、助けに行く人物像が明確であれば有るほど、緊急出動する意欲は高まるだろうと想定したスキームですが、現実的には、多くの見知らぬ人々を、被災地で手助けする、きっかけとなります。
どのような「きっかけ」で、レスキューや防災とは無縁だった一般市民を、災害救助に意識付け、方向づけすることができるのか。
それは BERT の悲願でもあり、かならず超えていかなければならない、チャレンジ精神旺盛な、やりがいのある険しい道のりでもあります。